月: 2018年4月

ニュージーランド航空のヴィーガンミール

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ニュージーランドは日本人にとって人気の高い旅行先のようですが、直行便は2018年4月現在でニュージーランド航空(Air New Zealand)しか運航していません。そのヴィーガンミールがどのようなものか、レビューします。

 

ニュージーランド航空での機内特別食注文の仕方

 

ニュージーランド航空で機内特別食を注文するには、航空券の購入と同時に申し込むか、購入後に電話で申し込むかのいずれかの方法があります。

ただし私は、全日空のマイレージを貯めているので、全日空経由でチケットを購入しました。このように別の航空会社を経由して予約をした場合は、その経由した航空会社に特別食を注文することになります。

今回は全日空に特別食の手配を依頼しましたが、ここで少々面倒なことがありました。

まず、こうした場合の特別食の手配は基本的に電話で行うことになるのですが、全日空のサービスセンターは混んでおり、なかなか電話がつながりませんでした。ようやく繋がったと思ってヴィーガンミールの申し込みをしたところ、「通常のベジタリアンミールなら手配できるが、ヴィーガンミールは手配できないので、直接ニュージーランド航空に申し込む必要がある」とのこと。

しかし、ニュージーランド航空に電話をしてみると、「ヴィーガンミールの手配はできるが、全日空側が注文をシステムに入力する必要があるので、やはり全日空経由で注文しなければならない」と返答されました。

結局、もう一度全日空に電話してみて、「注文されたと思います」というやや頼りない返答ではあったものの、注文ができました。さすがに全日空の仕事に間違いはないだろうと思ってそれ以上はとくに確認はしませんでしたが、無事にヴィーガンミールが提供されました。

 

ニュージーランド航空の成田・オークランド便ヴィーガンミールの内容は?

 

成田・オークランド間は10時間少々かかるので、食事は2回提供されます。今回は行き帰りとも直行便を使いましたので、成田発とオークランド発両方の計4回の食事の写真を載せます。

1. 成田→オークランド夕食

サフランで色付けしたライスに豆類のサラダと、サイドにアボカドのサラダという構成でした。味は悪くはありませんでしたが薄かったので、塩胡椒を使いました。

2. 成田→オークランド朝食

ヴィーガンハンバーグとパンケーキの中間みたいなものでした。味は可もなく不可もなくといったところでした。メイプルシロップがついていたのですが、なぜか蜂蜜入りだったので、蜂蜜を食べないヴィーガンには使えません。

3. オークランド→成田朝食

ヴィーガンハンバーグでした。ソースにあまり癖がなく、おいしく食べられました。ヨーグルトは大豆由来なのかと思ったのですが、牛乳由来のものでした。どうしてヴィーガンミールに含まれていたのか…

4. オークランド→成田昼食

なんと言うのか知らないのですが、ぷりぷりとした穀物(?)を中心としたメニューでした。あまり味がなく、また疲れてもいたので、食べ切るのが大変でした。ヴィーガンケーキは美味しかったですが、やや重かったので、時間をおいてから食べるのが吉でした。

 

今回は、食事の満足度は7割といったところでした。よくはないけれども、悪くもないといったところです。

正直なところ、私は食事の味にはそれほど強いこだわりはないのですが(そうでなければヴィーガンになるのは難しいかと思います)、もう少し改善の余地があるのではないかと思える内容でした。ただ、全体的に薄味だったので、塩胡椒である程度の調整はできました。

牛乳由来のヨーグルトなど、不適切なものが含まれていたのは大変残念でした。

先述した通り、ニュージーランドへの直行便は、今のところニュージーランド航空にしかありません。この点を考えても、ニュージーランドへ行くのにニュージーランド航空を使用するのは、最良の選択肢かと思います(マイルを貯めているなどの事情がなく、特別食を注文するのであれば、全日空の便としてでなくニュージーランド航空の便として予約することを勧めます)。

ただし、飛行時間が10時間強で、最初と最後の2時間ずつくらいは食事が提供されるので、自由になるのは正味6時間程度です。成田からオークランドに向かう夜の便では、十分な睡眠時間を確保するのが難しいかもしれません。この場合は、あえてオーストラリア経由で向かった方が体力的に楽かもしれませんし、多少安い便も見つかるかもしれません。